Vol.15 Spring 2018「ポルシェという存在感」
日本有数の港町と言えば、東は横浜、そして西は神戸―。
名古屋から西にわずか200kmも行けば、そんな西の港町、開港から150年の異国情緒が残ったレトロな雰囲気溢れる神戸港へとたどり着く。南は、瀬戸内海に面し北には山が近い。山の手には北野異人館があり、タイムスリップしたような雰囲気。太陽が落ちた後、六甲山や摩耶山から眺める1000万ドルと言われる夜景はまさに絶景だ。観光スポットが多い地区であり、お洒落な街並みと元町にある旧居留地に並ぶブランド街も一見の価値がある。
今回のガレージ神宮ツーリングの目的地は、神戸港のメリケン波止場を埋め立てて作られたメリケンパーク。ランチタイムで訪れる神戸メリケンパークオリエンタルホテルと神戸ポートタワーがシンボルになり、お洒落な雰囲気で美しくデートスポットとして人気の地である。
そんな神戸を訪れる相棒は、美しいポルシェがいい。この街はポルシェに乗るお洒落な紳士淑女を、より一層引き立ててくれる。
新旧ポルシェは、どの時代のモデルも美しい。レトロな雰囲気のカエル目の空冷911は、旧居留地や異人館の風景にピッタリ。最新の水冷911であれば、存在感が強調され古い街並みとのギャップが楽しめる。
ポルシェの魅力は、もちろんスタイルだけではない。いつの時代のモデルでも、その時代時代の性能も安全性も超一流であること。神戸に行く道中に、ポルシェ本来の性能の片鱗を感じてはいかがだろうか。